「蟹会」が昨年同時期に一度チャレンジしたが、雨天で登山を中止した鳥海山。
ルートは昨年の計画と同じ「湯の台口」で滝の小屋から登るものだった。今回はメンバーも倍の8名になり、登山前日、麓にある家族旅行村に入り、気合を入れて呑みふかしたのだったが…
鳥海山の花のスライドが見れます。少々お待ち下さい。
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同行のAさんは早朝から気合満々!タイツ姿に短パンスタイルだ。いいじゃな~い!またもや二日酔いの私とアルプス全山踏破したOさんはフラフラしながらも平気ぶってケビンを発った。
既に山は秋が始まっていて中腹は色付き初めていた。まだ8月だというのに… 天候は曇り後一時雨との予報だった。またもや台風が発生したようで11号だ!翌日には影響がでそうな危うい予報。標高1200mまでスカイラインを一気に上っていくと東の空がオレンジ色に染まり素晴らしい雲海が見えてきた。思わず車を止めて撮影タイム。その後Oさんが運転するエコカーが猛ダッシュして登山口駐車場をめざして走っていく。
予定より30分遅れで登山開始。石畳の登山道が続く。約5分程登ったところで突然不安がよぎった。「車のドアの鍵をかけ忘れていたのでは…」リーダーのSさんの了解を得て一旦山を早足で下りたのだった。不安は的中していた。2度3度施錠確認し早足で2度目の登山道を登る。次回からはしっかりと施錠確認をしよう!
滝の小屋まで約20分で着いた。途中はずうっと石が敷き詰められた整備された登山道だった。小屋おご主人が穏やかに話しかけてきて、登山道の注意や所要時間などを教えてくれた。「また帰りによってください」と言われ見送ってくださった。
このあたりからアルプス男のOさんの体調変化に全員が気がつくようになった。(Oさんといっしょに登山するのは今回が初めてだった。)どうやら急性胃腸炎だったのだろう。原因は昨夜の焼酎「レジェンド」だ。2.7ℓ入りのほとんどをリーダーのSさんと私とOさんで飲んでしまっていたのだった。
私もWさんに酒臭いと言われた。麓から山頂までずうっと岩ばかりの登山道だったが、たくさんの種類の花とさわやかな空気のおかげで楽しく登ることができた。心配だったOさんは顔面蒼白だったがメンバーを気つかいながら頑張って山頂までたどりついた。\(~o~)/
山頂の新山は大岩を重ねてできたようなところで、地震がきたらきっと崩れるような岩の重なりを慎重に登っていく。途中、インデイジョーンズを連想させるような巨大な岩の裂け目を潜って通る。圧巻の一言である。この山は雨天時には絶対に登れない山だった。 |