19日
「シルバーウィーク」初日、早朝5時にICに入る。オヤオヤ渋滞だ。福島県境の国見SAでは入りきれない車両が渋滞をなしていて本道まで溢れてしまいゴールデンウィーク以上の込み合いだった。山形道に入るとスイスイ状態でホッとしたが、月山ICを降り一般道に入ってからが大変であった。車のナビに目指す古寺鉱泉登山口までの道が表示されない。トンネルを過ぎて横道に入り上って行ったがどうもおかしい?大の大人5人が頭をひねっても過ちはおきるのだ。
約30分遅れて登山口に到着。ほとんどが遠方から来た車で駐車場は満車状態。隅っこのスペースをゲットできて登山開始となった。
山小屋一泊で自炊の予定だったので荷物が重い。気合を入れて登り始めた。古寺山山頂に出るまでの約3時間は展望のない樹林帯を行く。いつになく両腿が辛い。そこでアクシデントが発生!CANONさんの両腿が肉離れ寸前。黒のタイツを履いての万全な準備をして挑んだのだったが…。やはり荷物の重さが原因だったのだろう。彼の荷物をメンバーが分散してして担ぐことになった。「いいちこ」の900CCも重い。幸い天候に恵まれ、素晴らしい稜線歩きができたので、CANONさんも歩けたと思う。
小朝日岳登頂は翌日にまわし、一路、大朝日避難小屋を目指す。途中、銀王水と言われる水場で2ℓの水を汲む。IOさんが担ぐ。石の階段を登りきると尾根だ。
「いいちこ」も無事に予定より30分遅れで避難小屋に到着。約30名の宿泊ということで、1階部分に宴会場兼寝床を確保。飲みたくてうずうず状態だったメンバーは直ちに祝杯をあげた。 小さな窓のガラスがだんだんオレンジ色に染まってきて外に出てみる。 なんと素晴らしい夕暮れか! 小屋に戻りメンバーに超えかけた。
|
山小屋は水洗WCで綺麗だ。管理人が一人いらしてとても親切である。1泊1500円の料金がかかる。携帯はDOCOMOは通信可能だった。7時には全員寝袋に入る。
20日
3時に起床。外に出てみると風が強かったが星が全天に輝いていて近くに感じた。ゆっくり星空鑑賞。寒河江市内が光っている。
まだ暗い4時40分、ヘッドライトをつけて大朝日岳山頂を目指した。15分程度で山頂に着く。360度さえぎるものがなく息をのんでしまう眺望が待っていた。
東の空がどんどんオレンジ色に変わっていく。月山とその左に小さく鳥海山が見えた。
山頂での夜明けを満喫し小屋に降りると管理人さんが中岳の途中まででも行ってくると良いと薦める。大朝日岳がまた違って感じられるという。
風も無くなり朝日を受け山全体が輝き出してきた。
7時15分下山開始する。何度も振り返りながら小朝日岳に向った。熊越の鞍部を過ぎ分岐。岩の急登20分、小朝日岳山頂に立った。空は雲も消え夏のような日差しで眺望も素晴らかった。
下山後、月山ICに戻る途中に大井沢地区だと思うのだが27号線沿いにある温泉施設による。寒河江川に面しまだ新しく天然温泉だ。入浴料は300円。ノンアルコールビール150円。良心的な価格である。お薦め温泉です。 |