岩 手 山 | 日本百名山 | ||||
標 高 | 2038m | 所在地 | 岩手県 | ||
登山口の標高 | 570m | 焼走り登山口 | 難易度 | (個人的感想) | |
標高差 | 1468m | 眺 望 | (個人的感想) | ||
天 候 | 満足度 | (個人的感想) | |||
山行日程 | 2008/09/14 | 2008/09/15 | 外気温 | ||
メンバー | 蟹会+細君 | ||||
コースタイム | 06:00 登山口→08:00 第2噴火口→09:23 ツルハシの分れ→11:25 平傘山小屋→11:57 山頂→12:13下山開始→15:10 下山 | ||||
記 録
|
栗駒山で地震が発生した後の登山で少々不安もあったが、絶好の天候で忘れてしまい感動連発の登山が楽しめました。 登山前日に登山口がある焼走り国際交流村に入った。宿泊したキャビンからは岩手山がドンと見えて太陽が山影に落ちていく一瞬をビールを飲みながら眺めていた。(仕事辞めて良かったなあ〜 こんな経験できなかった) キャビンでは自炊しお酒を楽しむ。テレビもあったがあまり映らない。 登山当日が午前3時半に起床した。まだ薄暗い時間だったが少々飲みすぎたので酔い醒ましに散歩する。外は晴れ渡り岩手山が黒く大きくそびえ、山頂付近がやや赤く見えてきたかと思うと、どんどん周りは明るくなってきた。感動的な時間。…「デカイなあ。あそこまで登れるだろうか?」「オエッ!」…まだ酔いが残っていた。 キャビンの掃除をやりゴミを指定場所に運び登山口に移動する。焼走り溶岩流の説明看板があったがそこからは森林で見えない。 記念撮影をしてスタート。標高差1468mへのチャレンジだ。 しばらくは薄暗い樹林帯の中を進む。徐々に傾斜が大きくなっていくが、整備されていて歩きやすかった。小さな看板があり「焼走り溶岩流」と書いてあったが、どこを歩いたらよいのか道がない。枝をかき分けて歩くとすぐに展望が広がり、ドカーンと岩手山がそこにあった。「デカイ!」 このあたりから礫混じりの登山道に変わっていく。汗が出る。樹林帯が切れるとそこは第二噴火口だった。麓の国際交流村や遠くの山々が一望に望めた。細君は早くも靴ずれをおこしていたので、カットバンを貼りテーピングする。20分程度休んで再スタート。まだ山頂まで晴れ渡っている。ナナカマドの赤い実が綺麗だった。 また樹林帯に入ったが直ぐにひらけた登山道となったが、ここからが大変だった。急傾斜の火山礫のダラダラ坂がどこまでも続く。足がパンパンになりクサリで縛ったかのように重い。正直、私は脂汗をかいていた。礫だらけの斜面に小さなコマクサが可憐なピンク色の花を咲かせていたのが慰めだった。 ツルハシの分れで休憩。そこからは今まで以上急傾斜の樹林帯を登っていく。足が重い重い。ゲーゲー(>_<) 平傘不動の山小屋が見えていた時は救われた思いだった。(゜-゜) ここで既に登山開始から4時間以上も経過している。目の前には岩手山がまだまだ高くそびえていた。「もう、ここまで登ったんだから降りても悔いはないかなあ?」パンをかじりながらフト思ってしまったが、「さあ行くよ!」細君は元気だ(^。^) ますます重く感じる足を一歩一歩上に移動する。まだ小学生だろうに、子供が脇をスイスイと抜いて行く。「なんで子供って元気なんだ??」ズルズルと足が下に戻ってしまう火山礫の道が続く。見上げると山頂なのだろうか?登山客が駅のホームに立つ人のようにいっぱい見えた。 \(~o~)/ 火山口の淵に立った。反対側は大きくえぐられて口が開いている。吾妻小富士しか解らない自分だった。 登山開始して約6時間。やっとの思いで山頂に立つ。360度大大パノラマ。遠く遠くまで見渡せる。大感動! しかしそれから10分程度でだんだん風が強くなってきて、さっきまで晴れ渡っていたのにガスが立ち込めてきた。寒くも感じる激変。心残りだったが下山することとなった。下りの火山礫の道は1歩毎に30cm位滑ってしまう。転倒しないように注意しながらも楽しく降りることができた。あっというまに平傘不動の山小屋に着く。 なんとも奇形が巨岩。須藤さんと登ってみることになった。 予定よりも随分遅れていたので、できるだけ急ごうともしていたが、面白いように降りは楽で早かった。それ以上にランニングして降っていく青年までいた。 無事に下山して驚いた。山頂から3時間程度で降りてしまったのだった。登りの半分の時間だ。 あ〜 歩いた歩いた登った登ったあ 国際交流村の温泉に浸かる。窓からは苦戦したダラダラ道がよく見えた。「よく登ったなあ・・・」 おみやげを買って一路福島に戻ることとなった。 特記 : 宿泊した岩手山焼走り国際交流村は設備も良く、価格も安い。お勧めです。登山道「馬返し」までも車で30分もかからない立地だと思われます。 |
||||
全 景 | 地 図 | 地形図 | |||
行程写真 | |||||
9/14 16:11 | 9/14 16:16 | 9/14 16:55 キャビン村 | |||
9/15 05:37 ゴミ出し | 05:46 天文台がある | 06:00 登山開始 | |||
案内図 | 説明看板 | ||||
06:10 樹林帯を行く | 06:20 ズームアップ | 07:58 第2噴火口到着 | |||
ズームアップ 岩だらけだあ | 08:02 下界が一望 | 国際交流村 | |||
これが第2噴火口 凄く小さい | 08:22 ナナカマド | 08:23 | |||
08:32 難所のダラダラ坂 | 08:35 ? | 08:42 コマクサが点在する | |||
09:23 ここからまた樹林帯 | 10:10平傘不動の山小屋が見えた | 10:40 山頂はまだまだだあ | |||
11:11 辛い辛い火山礫の道 | 11:13 あと少し! | 11:57 山頂!ダウン | |||
12:13 下山開始 | 風が強くて飛ばされそう | ||||
12:21 左が御苗代湖 | 12:22 平傘不動の山小屋が見えた | 12:44 平傘山小屋 岩の上に2人 | |||
12:44 若いツモリの二人です | 13:44 行きはツラク帰りはヨイヨイ | 13:47 キャビン村が見えた。左から3番目 | |||
岩手山の植物 |
|||||
13:48 国際交流村本館 お風呂がある | 13:57 焼走り溶岩流の全貌 |