メンバーの部屋へ
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早朝福島を満タンにして出た。石黒インターを降りで一般道路に入る。山頂で食べるおにぎりをコンビニで買う予定だったが集落も少なくなって、たまらず消防署で聞くことにした。「この先にコンビニはありますか?」「…コンビヌがあ?アルゾオ〜!この先まっすぐいぐどひだるがわにあるがら!」とわざわざ署員二名が外まで出てきて元気に教えてくれた。津軽弁だ!新鮮だった!
酸ヶ湯温泉登山口に着いた時には給油の赤ランプが点滅し始めていた。青森はやはり遠いと実感。予定より30分遅れていたので、早々に登山開始する。最近ずっと雨にやられっぱなしの山歩きだっかが、風もなく程よい加減で太陽が顔を出してくれた。
約1時間くらい雑木林の中を登ったが雪解けの影響でぬかるみもあり靴が汚れる。ガサガサと熊笹が動く。地竹採りが盛んな時期だったようで大勢の地元の人が背中いっぱいに収穫しておりてくる。コシアブラがいたるところにあるのだが、青森の人には興味がないようだ。聞くと「福島の人間は何でも天ぷらにして食ってしまうんだろう?この辺では食わねえなあ…」 同行したメンバーは夢中でコシアブラを採りまくる。速い!
仙人袋の湿原から雪渓登りがあり、大岳山頂までの急登はどんどん展望が開いていくので興奮モードに入る。鏡沼周囲にはチングルマやミヤマキンバイ等高山植物が満開で、雪が残る南八甲田山系が綺麗に見渡せた。
上・下毛無袋の湿原も素晴らしい。距離がたっぷりあるルートだったが変化にとんで気持ちの良い登山ができた。八戸のお父さんのご親切も忘れられない。紅葉の時期にまた登ってみたい山だ。
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