2008/09/17 甲子山から |
怪しげな天候だったが、山頂は晴れていて雲海が見えるだろうと楽観的に考えて出かけた。山開きで広いスキー場の駐車場には他県ナンバーの車も多く駐車していた。西郷村はずいぶん力を入れて登山客を出迎えてくれた。仮設トイレも5つ設置されていたが10人程度が列を作って我慢していた。
神事の後、いよいよスタートしたが、約1時間はゲレンデのゴロゴロとした斜面をひたすら登る。単調で少々つらい。荒れたリフト山頂駅まで登るとエーデルワイスが生育して、小さな蕾をすでに持っていた。時折薄日も射していたが、どうも降りそうな感じだった。ブナの樹林帯に入ると疲れが抜けていく。マイズルソウ・ゴヨウツツジそしてピンクの石楠花が待っていた。堀を深く切ったような狭い山道に入ると山頂から降りてくる人と交差できなくて渋滞も生じてきた。雨も少々ふりだしてきたが、ヤッケでしのげていたが、すれ違う人から「山頂は風雨で寒いからそんなかっこうじゃダメだ」と言われた。
やがて山頂へ向う尾根に出るとものすごい風と雨になる。身体が飛ばされそうでカメラもやっとかまえることが出来る程の荒れ模様。山頂は風のせいだろうか、ガスは晴れて那須連峰・三本槍岳・旭岳・甲子山を見渡せた。素晴らしい眺望だ。
手も凍えるほどだったので早々に下山。8合目分岐点から青少年自然の家方面へのルートに降りた。シロヤシオがこの時期咲いているからだ。原生林の樹林帯には妖精が住んでいるような雰囲気があり楽しかった。
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